2017年12月18日月曜日

年末年始の営業予定



     ヒマダコーヒー

    年末年始の営業予定です。

      

    12月26日(火) 通常営業
    12月27日(水) お休み
    12月28日(木) Chilling ハンモックマッサージ
              (カフェは休業)
    12月29日(金) お休み
    12月30日(土) お休み
    12月31日(日) 23:00 頃より遅くまで
      

    01月01日(月) 10:00 - 17:00
    01月02日(火) 10:00 - 17:00
    01月03日(水) 10:00 - 17:00
    01月04日(木) お休み
    01月05日(金) お休み
    01月06日(土) お休み
    01月07日(日) 営業再開



     *12月28日はChillingさんの
         ハンモックマッサージが
         ヒマダコーヒーにやってきます。
         ご予約受付中。http://hammockmassage-chilling.com

        
                        それでは、
         年末年始も、どうぞ宜しくお願いします。





徒党 / 12月28日ハンモックマッサージのお報せ



この度、ユニットを結成することとなりました。

相棒はハンモックマッサージ Chilling のノブ君。























“ヒマダ”と“Chilling”、

ゆっくり、のんびり、落ち着いて、

屋号が謳うことからして、そう変わりはなさそうです。

でしたら、
お互い出来ることを持ち寄って、

二人でやれることを探ってみるのも
面白いかもしれません。

ユニット名は
レスト・ボーイズ(Rest Boys)と相成りました。

ひとやすみの為の徒党です。

活動内容は未定ですが、

何はともあれ、ヒマダコーヒー店内にて、
第一回ハンモックマッサージが決定いたしました。


店内にハンモックを吊り下げて



















日時と詳細はこちら。

 *  *  *  *  *

1228日(木)
12:0021:00(最終受付20:00)

MENU
◎ヘッド&ショルダー
30min ¥3,000
◎フットマッサージ
40min ¥4,500
◎ヘッド+フットマッサージ
60min ¥6,200
◎ヘッド&ショルダー+フットマッサージ
80min ¥8,000

*現在の予約状況
お陰さまにつき空きは17:00~18:00
20:00~21:00 の枠のみとなっております。

お問い合わせは http://hammockmassage-chilling.com/
もしくはインスタグラム、フェイスブックからも可能です。

*Chilling と直接やりとり頂いた方が確実ですが
当店でも予約のお取り次ぎ出来ます。お気軽にお声がけを。

年の瀬せまる
12月28日の開催となります。

今年一年のお疲れを
ゆらゆら、ハンモックに包まれながら、
ねぎらってみませんか?

Chilling のハンモックマッサージは、
天上にたゆたうような、無重力の心地よさ。
是非 体験してみて下さい。

  *  *  *  *  *

癒しと言われるのが苦手なマッサージ師と
お洒落カフェと言われるのが苦手なカフェオーナー。

こだわり?
誇り?

いいえ、ただのひねくれ者の我々ですが、

何はともあれ、
どうぞ、レスト・ボーイズ(Rest Boys)を、
そして28日のヒマダコーヒー店内
ハンモックマッサージを宜しくお願い致します。


いよいよもって寒さも本番。
温かくして、風邪をひかないようにして下さいね。
それでは。





















2017年12月12日火曜日

お弁当



先日のことですが、
ご依頼を頂戴しまして、
お弁当を作らせて頂きました。

品書きは

くちなしで炊いたご飯

自家製ケチャップと自家製オイスターソースの
  海老チリソース炒め。

ココナツミルクの玉子焼き。
  大根葉の魚醤炒めをとじて。

牛蒡とカシューナッツのココナツオイル炒め。

大根と香菜の浅漬け。


エスニックとのご希望でしたので
南シナ海の雰囲気でお作りいたしました。

素材は全て安心安全なものを用いております。

写真は撮り忘れました。

和洋中、
仕出し、ケータリングなど、
ご予算と僕の余裕に応じてお受けいたします。

ご相談ください。



2017年12月4日月曜日

雲の化石と犬の糞


祖父と散歩をするのが日課でした。

たぶん、3歳とか4歳の頃でしょう。
家が近かったこともあり、
毎日 遊びに行っていたのです。

気に入った形の石を見つけては
それを拾って歩くのが散歩の途中の楽しみでした。

ですが、気をつけないと、たまに間違えて
乾燥して白くなった犬の糞を拾ってしまいます。

昔は今よりたくさん落ちていたものです。

ですので毎度
それが石なのか、はたまた犬の糞なのか、
祖父に確認しながら拾いあげていたのを覚えています。


昔の人は石を 雲の化石と考え、
雲古と呼んだと、
何かの本で読んだことがあります。

結局、古人も石と糞の見分けが
いまいちつかなかったのかもしれません。


行きも帰りも、散歩のあいだはずっと
祖父と手を繋いで歩いていました。

もしかしたら、
そんな僕の手を握るのが嫌なこともあったんじゃないかと、
今になっては思います。

だって、ばっちいですものね。

けれども、いつも優しく僕の手を包んでくれました。

分厚かった祖父の手に残る
大きな怪我の痕の感触も
今でもしっかり覚えています。

あれから随分経ちました。

あの時、空に浮かんでいた雲も、
そろそろ石化して、道ばたに落ちているかもしれません。

今ごろ、どこかの子供がそれを拾っていたなら面白いなと、
そんな想像をしています。

どうか、
犬の糞とは間違えませぬよう。



* * * *





 














2017年11月17日金曜日

露の世は




“露の世は 露の世ながら さりながら”
小林一茶

朝露や夜露のように、
すぐに消え入ってしまう儚さこそが
世の習いであると知りつつも、
やはり、つらい別れにはいちいち心を痛めてしまう。

五十を過ぎて得た子供に
次々と先立たれてしまった一茶の、
やるせのない悲しみが
この句には滲んでいる。


祖父と愛犬、

僕にとっては絶対的な愛情と、優しさのシンボルとも言える
そんな二つの命が、続いてこの世を去っていった。

“露の世は 露の世ながら さりながら”

どちらも老境にあった身、
いずれ、もうじき と理解はしていたつもりだが、
やはりそれなりに寂しい。

はかない命を、俗に 露の命とも言う。

こぼれる涙を露と例えることもある。




仙人は露を飲んで暮らすと荘子の
『逍遥遊』にはある。

「逍遥遊」を訳すれば、「ぶらぶら歩き廻る遊び」だろうが、
ここでは何にも囚われない、自由な、
のびのびとした生き方を指すそうだ。

なにも仙人になりたいわけではない、

しかし、のびのびと生きるのが仙人であるならば、
それに倣うのも悪くない。

僕も露を飲んで生きていこう。

この世の露を飲み込みながら、
何にも囚われずに生きてみたいと、そう願う。

“星の別れ ほろりと露を こぼしけり ”
正岡子規

草木の露は儚くて、小さく、そしてまた美しい。
露の世もまた然りである。






























2017年11月15日水曜日

生活という海で






“生活というこの無辺際な、

雑多な漂流物にみちた、気まぐれな、
暴力的な、
 

そのくせいつも澄明な紺青をたたえた海”

        
三島由紀夫『愛の渇き』より



その海に磨かれながら

丸みを帯びる

僕らもまた漂流物の一片一片。

+(プラス)も(マイナス)もあるから面白い。

大きく笑うし、

たまに挫ける。






2017年11月14日火曜日

ワンジ/臨時休業




楽しかったかい?

そうか、僕もだよ。


幸せだったかい?

そうだといいな。


ワンジは、
世界で一番かわいい僕の弟。


君が居てくれて
本当によかった。


天国でもいっぱい駆け回るといい。

木の棒をかじるといい。

大きな穴を掘るといい。


いつかまたマッサージをしてあげよう。

いつかまた一緒に歩きたい。

その時はもうあまり面倒くさがらない。
約束する。


ただただありがとう。
愛させてくれてありがとう。


享年13歳。

イングリッシュ・コッカースパニエルと
アメリカン・コッカースパニエルのミックス犬は

世界で一番かわいい僕の弟。





ヒマダコーヒー
本日11/14は臨時休業を頂戴いたします。














2017年11月6日月曜日

八ヶ岳 - 恵施(けいし)とKC(ケーシー)



天は地と与(とも)に卑(なら)び
山は沢と与(とも)に平らかなり

古代 中国の思想家 
恵施(けいし)の言葉だそうです。

神とか宇宙とか、
そういう尺度で見れば、天と地に違いはなく、
山と沢の高低差だって、ぺっちゃんこに等しいのだと、
そういうことでしょうか。

11/1~2の定休日。

急きょ思い立ち、
1泊2日で山登りに行ってまいりました。

深まる八ヶ岳。

キャンプ泊での登山は実に2年ぶりになります。

久しぶりの山麓に心が弾むも、
体はそうはいきません。

ザックの重さだけでなく、
日頃の運動不足やら歳やらもが背中に覆いかぶさってくるのです。

登り道でゼイゼイ喘ぎながら、
ふと、恵施の言葉を思い出しました。

天は地とともにならび、
山は沢とともに平らかなりね。

どこが?

少なくとも僕にとって天は高く、
山は屹立としてそびえ立ち、
とてもじゃないが平らかではありません。





皆は僕のことをKC(ケーシー)と呼びます。
本名の啓介が転じたあだ名なのですが、
無論、恵施(けいし)とは縁もなければゆかりもありません。

八ヶ岳の標高は3000m足らず
無窮の空に比すれば低い低い。

そこでこんなにも息を切らしているのですから
似ているのは名前くらいのものです。





諸子百家の思想家、恵施(けいし)。
なんでも彼は立派な人物で、魏の国の大臣も勤めたそうです。

彼のような境地に到れば、
山と沢は平たくなって、
登山ももっと楽になるのかもしれません。

けれども、僕にとって山は山。
厳しく、急峻で、そしてなにより愉快なものです。

今はまだ、
この喘ぎを楽しんでいたい、
息切れしつつ、そうも思うのでした。

山が山であることが
こんなにも素晴らしく感じられるのですから。

偉い思想家にはなれそうもありません。
山と沢とが平らになって、
天と地とが均しくなったら面白くありませんもの。
凡俗に生きてまいりましょう。

骨休めに行ったのか
疲れに行ったのか分からぬ休みではありましたが、
久しぶりの山登り。

自分が好きなことが再確認できた
楽しく有意義な山行でありました。

悟りや真理には至りませんが、
大切なことにならチョっと、気付くことが出来たようです。




テントやら寝袋やらを詰め込んで

山の秋は深い。
道はところどころ凍結し、つららが実る。
日が傾けば気温は氷点下に。



切り立つ峰もよいけれど、
やはり苔と樺の林はこころが和む。


天と地、山と沢
だからいいんじゃない。