2019年6月17日月曜日

ヒマダコーヒーへのお問い合わせに関しまして



ヒマダコーヒー へのお問い合わせなどご連絡は
直接お電話 (046-874-7211 )か、
 himada.coffee@gmail.comまでお願いいたします。

SNSメッセージには対応しておりませんのでお気をつけ下さい。
(Facebookに至りましては全くの手付かずとなっております)
また、営業中でも調理接客の都合上お電話に出れない場合がありますことをご了承下さい。




2019年6月16日日曜日

読書の切れはし その①

読書の切れはし①


砂漠には何もない。何もないということがとうぜんのようになってくると、逆に、なぜ日本の生活はあんなにもたくさんのものがあるのか、奇妙に思えてくる。あんなに多くのものに取り巻かれなければ暮らしてゆけないのだろうか、と。もしかしたら、それらのものは、ぜんぶ余計なものではないか。余計なものに取り巻かれて暮らしているから、余計な心配ばかりがふえ、かんじんの生きる意味が見失われてしまうのではないか…。


しかし、待てよ、と私は考える。生きてゆくのに必要なものだけしかないということは、文化がないということではないか。生きてゆくうえに必要なもの、それを上まわる余分のものこそが、じつは文化ではないのか。文化とは、言ってみれば、余計なものの集積なのではないか。だとすれば、砂漠を肯定することは、文化を否定することになりはしまいか…。

それにしても ー と私はさらに考えなおす。私たちはあまりに余分なものを抱えこみすぎているのではなかろうか。余分なものこそ文化にはちがいないが、さりとて、余分なもののすべてが文化であるわけもなかろう。余分なもののなかで、どれが意味があり、何が無価値であるか、それをもういちど考えなおすひつようがありはしまいか…。


森本哲郎 『すばらしき旅  人間・歳月・出会い』より



2019年6月14日金曜日

イベントのお知らせ Coffee Background Music / Hayama Nature Book Club

イベントのお知らせ




ヒマダコーヒーいつもの喫茶風景に音楽家Kenji Kihara氏をお招きし、生BGM演奏をお届けします。葉山で採録した鳥の声やせせらぎ、波の音など用いたHayama Ambientをお楽しみ下さい。


なお当日は平素どおりのカフェ営業となります。入場料は発生しませんので、お飲みもの等ご注文のうえ演奏を背景に読書されるも良し、静かにお喋りされるも良し。もちろん心地よい音楽に身を委ねるも良し。めいめいの素敵な時間をお過ごし下さい。


日時:6月29日(SAT)11:00 - 18:00 (L.O17:30)
場所:ヒマダコーヒー 
料金:ドネーション(お1人様1ドリンク以上のご注文をお願いします)

お問い合わせ
ヒマダコーヒー: <TEL> 046-874-7211 <Email> himada.coffee@gmail.com
Kenji Kihara: info@sphontik.com

presented by みんなで月に行くまえに




そして、閉店後には読書会が催されます。
生BGMを楽しんで頂いたそのまま店内に残っていただくことも可能です。
肩の張らない和気あいあいとしたフリートーク形式の読書会となりますのでどうぞふるってご参加ください。






HAYAMA NATURE BOOK CLUB

地球を感じ 自然を楽しむためのワークショップ企画『みんなで月に行くまえに』の第2弾は読書会!それぞれの好きな「自然の本」を持ち寄って、気楽な本トークをいたしませんか?図鑑、専門書、エッセイ、小説、冒険記、アウトドア教本など、自然にまつわる本であればなんでも結構です。本を通じて、様々な視点の「自然」を共有できたらと思います。


日時:6月29日(SAT)18:00 - 20:00
場所:ヒマダコーヒー 

参加費:1000円 (飲み物付き)
持ち物:おすすめの自然に関する本(冊数の指定は特にありません。1冊からお気軽にどうぞ)
ご予約方法:before.go.to.the.moon@gmail.comまで
お名前、メールアドレス、日中繋がるご連絡先、参加人数を明記のうえお申し込みください。ご予約なしでのご参加も大歓迎です。



2019年6月11日火曜日

販売中/古いスッカラ







古いスッカラ

1Pとは 1本の略です。

実用に、もしくは飾りに。
意外とカレーとか食べやすい。

店内にて販売中。
宜しければ。



2019年6月10日月曜日

李朝:鉄絵人形





厨房の窓からフロアを見守っている。

子供の作った粘土細工のようであるが、
これでいて永いときを見つめてきた、
時代の番人なのであった。

韓国、李氏朝鮮時代の鉄絵人形。
もしくは鉄釉人形とも呼ばれる。






2019年6月7日金曜日

魚の季節




こうも暑い日が続くと

「いっそクジラになりたい」とネジさんは言っていた。

それも良い。

魚になってスイスイやるのも涼しげで素敵だ。

とは言え貧弱な僕の場合、なってメザシが関の山だろう。

ギラギラな太陽。
日射しが目に刺さる。

5月や6月の陽光って、こんなにも焼きつくようだったっけと
いぶかしんでいるそのうちに、雨が降り出した。

長雨になるだろう。
きっとここらが梅雨の入りだ。

しとしとしと、
降り止まぬ雨はまるで水の中。

誰もが魚になる季節がやってきた。







2019年6月4日火曜日

下駄と鉄板






小判型の鉄の板

下駄職人が使っていたものという話だが、
いったいどのような用途で用いるのか、見当もつかない。

「下駄を履くまで分からない」なんて言い回しが世にはあるが、
案外、実際に下駄を履いてみたら
“ナルホドここに使うのか”なんて判然とすることもあるかもしれない。


僕にも使用目的は特になく、
ただ、鉄の泰然とした重厚感を楽しむだけだ。


いくらで購入したかは覚えていないが、
見た目よりも値が張った筈だ。
少しムキになって購入したのを覚えている。


世間には「下駄を履かせる」なんて慣用句もある。
価格などを高く偽ることだ。

「下駄を預ける」という言葉もある。
責任や判断を人に任せることだ。


もしかしたら古道具屋も、
この鉄の板には少し下駄を履かせていたのかも知れないが、
とは言え古物の値段に定価はない。
明らかに騙す意図がない限りは、買い手の納得と自己責任において売買される。

下駄を預けるという訳にはいかぬのである。


下駄を履くと身体のバランス機能が向上するという話であるが、
買い物にも同様ののバランス感覚が大切だろう。
無理やり履かされたり、人に預けたりするものではないのだから。


サンダル履きの季節がやってきた。
下駄を鳴らして散歩に出るのも爽快だろうが、
どうもあのアスファルト路面で鳴るカラコロという音が苦手だ。
(下駄が廃れた理由もそこにあるらしい、舗装路が広がって下駄が廃れたそうな)
まるで目立ちたがり屋になったような気恥ずかしさを覚えてしまう。

こんな僕だもの、
もちろん、気っ風のいい派手な買い物も出来ない質だ。

大きな壺や、アンティークの家具などとんでもない。
こうして小さな古道具を集めてはにやにやしている次第である。

























2019年6月3日月曜日

巣立ち






昨日まではしゃいでいた雛たちの姿が今日は見えない。
どうやらまとめて巣立ったようだ。
たまに巣の様子を見に来ているのが彼らだろうか。

燕はとにかく辺りを汚す。
毎朝の清掃から免れるのは有り難いことだが、
同時に少し寂しくもある。

飲食店としての衛生面をのみ考えれば複雑な想いもするものの、
それでもやはり、来年もおいでと思ってしまう。


2019年6月1日土曜日

パーキングのご案内




ヒマダコーヒー専用パーキングを一台分用意いたしました。

お車でお越しのお客さま、どうぞご利用ください。

まだ看板などの設置が出来ておらず、少し分かりづらいかもしれません。

当店と、お寿司屋さん(浜寿司さん)に挟まれた駐車スペースの一画です。

分からなければお尋ねください。





あなたのお茶を飲むお時間が、お車での移動のお時間が、
素敵なものとなりますよう。



*追伸 : 図で寿司の字を間違えている。これでは 「はま・ひさ子」さん だ。
    恥ずかしい。