2019年12月31日火曜日

お婆ちゃん子であるのです






お洒落で若々しく、
好奇心いっぱいで、
ユーモアを解し、
くだらない下ネタにケラケラ笑うし、
画や字も上手だし、
教養も備えているし、
90を迎えてもなお思考は柔軟明晰で
スマートフォンだって使いこなすし、
いつもすっごく優しいし、


僕は祖母ほど素敵な人を知らない。


そんな祖母が突然倒れた。


現在ヒマダコーヒーも大変な時ではあるのだが、
それでも彼女との時間をできる限り優先して持ちたいと思っている。


お客さまには迷惑をかけてしまうかもしれないが
どうかご了承いただきたい。


お爺ちゃん子だった僕は、
超お婆ちゃん子でもあるのです。



2019年12月28日土曜日





現在ヒマダコーヒーを閉店する方向で考えを進めております。

すでに何件かのお問い合わせを頂いております居抜きでの譲渡についてですが、当物件は2階住居用スペースも含まれたものとなっております。

倉庫や事務所など使い方は(大家さんとの契約の範囲で)ご自由ですが、今後のご相談の参考としてその点をお伝えしておきます。

その他各種ご相談ご提案をお待ちしております。それでは良い年末を。




2019年12月20日金曜日

居抜きでの譲渡について











現在、ヒマダコーヒー店舗を閉店する方向で考えを進めております。

就きましては居抜き譲渡のご相談を始めていきたいと思いますのでご興味のある方はお声がけください。。

具体的な内容、条件に関しましてはお電話、メール等ではお応えし兼ねますので出来れば直接お会いしてお話ししたいと思います。

現在の目安としてはこれより1月いっぱいを募集期間とし、2月を具体的な交渉、契約に充てたいと思っております。

円滑に引き継ぎをする為、先んじて情報を告知しておりますが目下いろいろと考え中です。お話が二転三転する場合もあることをご理解ください。



その他、

・当店でのイベント、展示など、
・什器の譲渡について、
・内装、レシピ、珈琲のご相談など店主の知見がお役立てできる機会。
・考えたこともないような新しい何か、新しいお仕事のご紹介。

その他もろもろ募集中です。





素晴らしい出会いと良い縁がありますよう。








2019年12月17日火曜日

大切なお知らせ






突然ではありますが、大切なお知らせです。


いろいろと考え、もろもろを鑑みました。
その結果、ヒマダコーヒー店舗を閉店しようかという意向に現在 傾いております。

働きかたのこと、お金のこと、家族のこと、幸せのこと、やり甲斐とか生き甲斐とか甲斐性などの“甲斐”の部分

それらのバランスを考えると、一度店を畳んで態勢を整え直した方が良いかという結論に行き着きます。

とはいえそれが最終的な決定ではございませんし、明確な時期も確約できません。あくまでさまざまな可能性を探るなかでの一つの選択肢であることをお断りした上で、現在の心境として上記をご報告させて頂きます。

こっそり始めた店舗です、人知れず閉めるのがお似合いかもしれませんが、正直それも惜しいですし勿体ない。

そこでこの場を借りていくつか募集をかけたいと思います。





・展示、イベント等ヒマダコーヒーで何かをしたい方

せっかくの場があるうちに有効活用したいものです。一緒に楽しいことを致しませんか?
  
・什器の譲渡、居抜きでの引き継ぎのご相談

大切に引き継いでくださる方がいらっしゃいましたらお話をしたいと思います。
電話やメールでのお問い合わせには応じ兼ねますのでご了承ください。
店主にとって少しナーバスな話題です。不躾な方、強引な方はご遠慮くださいね。

・内装、レシピ等、店主の知見がお役立て出来る機会

内装のこと、レシピの開発や提供、珈琲の淹れ方や出張カフェなど各種ご相談ください。

・短期/長期、掛け持ち/専業、業種を問わず何か面白いお仕事のご紹介

店主は人と一緒に働きたい!新しいことにチャレンジしたいのです!
何かありましたら是非ともお教えください。


以上


繰り返しになりますが、まだ閉店が決定したわけではありません。
店舗を存続させる道すじも探しております。

今回のこのお話が “ヤメるヤメる詐欺(?)”になれば良いとも思っておりますが、何はともあれお声がけ頂けるのをお待ちしております。

どのようなかたちであれ、よい縁が生まれることを期待しております。

今後の動向は引き続き当ブログないしInstagramにてご報告させて頂きます。
今しばらくのお付き合いをどうぞ宜しくお願いいたします。




ヒマダコーヒー齊藤啓介


2019年12月12日木曜日

レザーのこども靴











40年前に、僕が履いた靴だそうです。

記念に取っておいたのだとか。

不思議とカビなど生えていませんでしたし、
ソールも無事でした。


よちよち歩き出したうちの息子も履いてみました。


革の鞄なんかは親子2代に渡ってって聞いたことがありますが、
親から子へ受け継がれるファーストシューズは聞いたことがありません。

けれどもちょっぴり、興のあるはなしです。



2019年12月8日日曜日

ハシッテクダサイ






金属探知のゲートが鳴った。

おかしいな、カナモノは全て外したはずなのに。

どうやらズボンのポケットが反応しているようだ。


おいおい、ポケットには何も入っていないよ。
中身を裏返して見せるんだけど、でもやっぱり探知機は鳴る。



空港の職員はカタコトの日本語で僕に「ハシッテクダサイ!」

え?走るの?と思ったけど素直に従ってしまうあたりが生来のいじめられっ子たる所以かもしれない。

その場で一生懸命、走るジェスチャーをしてみせた。



カツアゲをされている気分である。
ジャンプすると小銭がチャリチャリ鳴るやつ。

「持ってんじゃねぇか、ほら早く出せよ」という筋書きだと理解した。


でもごめんなさい。本当に持っていないんです。

それでもお構いなしに職員さんは「ハシッテクダサイ!」

どんなに激しく手足を振ったって、ないものはないのに


「ハシッテクダサイ!」

「ハシッテクダサイ!」


走ってますって!

今度の設定はフルメタルジャケットですか?と思った矢先

「ポケットの中、ハシッテクダサイ!!」



!?

なんだ、「走って下さい」じゃなくて「出して下さい」ね。

それなら、サー・イエス・サー!だ。

くまなく探すとポケットの奥には銀紙のカケラが挟まっていた。

恥をかきつつ、いい汗もかいた。





空港が苦手である。
空港に入ると前後不覚に陥っていつも何かしら失敗をしてしまう。


電磁波でも出ているのか、人工的すぎる建物のせいか、
もしくは行き交う人々の上気に当てられてかもしれない。


その空港特有の、所在がなく落ち着かない感じが
旅のドキドキを更に盛り立ててくれるのかもしれないが







エアポートの為の音楽を作曲したのはブライアン・イーノだ。
この曲がアンビエントの黎明とされている。

ドイツの空港で暇を潰している時にアンビエント音楽の着想を得たと言うけれど、なんのことはない、ただ彼も空港内が落ち着かなくて、ちょっとチルアウトしたかっただけかもしれない。



今度から飛行機に乗る時はイーノを聴いて気持ちを鎮めることにする。

「ハシッテクダサイ」にもう惑わされるものか。