2019年1月8日火曜日

ねじまき雲へ



国分寺へ。

ねじまき雲さんへ。


新年のご挨拶も兼ねて
珈琲を戴きに。





時が深まる。
読書が深まる。
物思いが深化する。

時が鎮まる。
読書が鎮まる。
物思いが鎮まっていく。


店主の長沼さんと
ゆっくり話す。

お喋りも深まって、
ふっと浮かんで
くすくす笑う。

マジメな話し?
それともバカ話?

どちらでも構わない。

そこに落ち着きと
真心があるのなら。



こころも深まる。
気持ちは鎮まる。


深々と、
とつとつと、
とうとうと、


緊張と弛緩が揚棄された
理想的な時間と空間。

肩の力は抜いて、
でも背筋はただして。

集中しながら
どこかまどろむ。



珈琲が旨い。

カップが
物語を教えてくれる。

静かに、
そしてにぎやかに。


ハァ、


取引先として、
先輩として、
友人として、

そして同志として、

ヒマダが好み
敬愛するこの場所は、

ため息のよく合う
とっておきの珈琲屋だ。




ねじさん、
本年もよろしくお願いいたします。









2019年1月2日水曜日

消しゴム判子です





李禹煥?

いいえ、ただの消しゴム判子です。

細工も、彫刻もしていません。

使いかけのかたちそのまんまの

消しゴム判子です。




2018年12月31日月曜日

2018年5月 - 韓国旅行


母と



2018年5月

韓国旅行

母と身重の妻と3人で。
子が生まれる前
行けるうちに行っておこうと。

実は旅先としての韓国には
あまり関心がなかったのだが

今回、認識を大いに改めることになった。
出来ることなら毎年行きたい。



兎に角
骨董が素晴らしい!

帰国日にあたる3日目。
ソウル市内の骨董街へ。

半日ばかりの骨董ツアーを。

一軒、一軒、めぐる度に
目玉が飛び出る、

度肝が抜かれる。

動悸は止まらず、
魂はつかみ取られる思い、

呼吸を整えつつ、
這う這うの体で
眼福の恵に預かった。

李朝の器の美しさったらない。

帰国後しばらくは
自分の持っている器がどれも詰まらなく見えて困った程だ。


「私はこの頃、ほとんど朝鮮の事にのみ心を奪われている。
何故かくなったかは私には解き得ない。」

柳宗悦


思えば、千利休の茶の湯から
柳宗悦の初期の活動にいたるまで、

日本の美は常に
朝鮮と共にあったのだな。


以下、お土産の品を少々紹介。





李氏朝鮮・白磁鉄絵人形
実はこの鉄絵人形が今回の骨董ツアーの目当てでもあった。
奮発したけど、見事入手できて幸せの至り。



僧?
袈裟(チョゴリ?)を纏っていることからも仏像ではなさそうだ。
用途は不明だが、僧像として信仰の対象になったのか。
仙人?薬師?
白毫があるから仏像なのだろう。
木っ端仏、いや民衆仏というべきか。
手にもっているのは銚子と見えて実は薬壺かもしれない。

儒教の国、朝鮮では仏教は長く弾圧されていた。
そういった時代下において
隠れ仏教徒が持っていたものではないかとも推測される。。
さらなる検証考察が必要。

詳しい方、どなたかか教えてください。





済州島-くり抜きの木皿
穀物などを掬うためのものだろう。
それと真鍮製スッカラ。


簡単に
2018年のまとめ、其の3

雨ニモマケズ





学生時代から親しんだ本がうっかり水没

乾かそうと火のそばに置いたら
今度は焦げた。




雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ
夏ノ暑サニモ…

賢治さん
これがそういうことなのかい?






2018年12月29日土曜日

新メニュー:オムライス




新メニュー

オムライス

ナポリタンはしばらくお休み。

代わりにこちらオムライス。






“巴里の空の下オムレツのにおいは流れる”



なんて随筆を残したのは
シャンソン歌手の石井好子さんですが、


葉山の潮風のもと
ふわとろオムレツの下には
ケチャップ・ライスが。

ケチャップも具材ベーコンも自家製、

玉子は純国産種“岡崎おうはん”のものを使っています。

サラダとピクルスも一緒にどうぞ。

もちろん、オムレツのいいにおいも流れています。

巴里の小唄でも口ずさみながらお愉しみください。





いや〜、

なんででしょうね。

玉子料理ってどうしてこんなに夢があるのかしら?











以上、2018まとめ 其の2でした。



いつかのケータリング風景





2018 いつかのケータリング風景


7/14

junichi ogawa - ちきゅうのがっこう


於:Himmel  葉山




お品書き


   ・スモークチキン、ラズベリーリーフ、人参ピクルスのピタサンド

   ・スコーン - カモミールとクランベリーのバターを挟んで

   ・そらまめ粉のクラッカー

   ・根菜のラタトゥイユ

   ・自家製ドライトマト

   ・ポテトチップス - ホーリーバジルの“のり塩”風

   ・カヴァの利いた冷やし飴



大好きな人、大好きな場所、

尊敬でき、信頼できて、
気持ちがすっと晴れるような場所と人たち、
そして時間に

ささやかなお食事をお添えさせて頂きました。



夏のことになりますが、
ご報告しておりませんでしたので
2018年のまとめとして紹介させて頂きます。

ヒマダコーヒーでは
ケータリング等も承ります。
ご用命ください。




以上2018まとめ其の1でした。




粉のカタマリ







RINさんによる
スコーンとカフェを巡るエッセイ集
『粉のカタマリ』

ただいま当店でもお取り扱いをしております。
どうぞお手にお取りください。

ほろほろ、がりがり、
素朴なものからバタ臭いものまで、

たかが粉のカタマリ、

されど粉のカタマリ、

スコーンってほんと千差万別だから面白い。


ちなみにヒマダコーヒーのスコーンは
乳製品を使わない軽めのタイプ。

ほんのりココナツと人参の香りをきかせた仕様。

そんな当店のスコーンも
ご紹介に与っております、
『粉のカタマリ』。

さあさ、RINさんと一緒に
めくるめく粉とカフェの旅に出かけましょう!