2019年2月19日火曜日

たまさかの響きを尋ねて



最近、ジョン・ケージの作品の中から、
とくに心地よいと思える曲を探して聴いている。

ケージと云えばキノコである。

彼は現代音楽の巨匠でありながら
熱心なキノコ研究家でもあった。

音楽に偶然性を求めた男は、
キノコとの出会いもチャンス(偶然)であると のたまっていた。











写真のランプは、タマゴタケであろう。

(おいしいよね)


お世話になっている ねじまき雲 さんにて。

2/22 - 2/26







人とのご縁もまたチャンス・オペレーションである。

人世は押しなべて偶然の織りなす音楽だ。
永い永い、4分33秒間とも言えるだろう。

袖すり合うも他生の縁。
すれ合う袖の衣擦れ音が鳴り重なって音響風景をかたちづくる。

それは協和か、不協和音か。

人の所縁も畢竟 偶然によるプリペアド。

邂逅遭遇のたまゆらのなかで、
誰もが心地よい響きを探しているのだ。

たまさかの響きを尋ねて さぁ 往こう。









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