2018年5月17日木曜日

墓へ参らむ




近ごろ、墓参りが好きである。

祖父を偲んでとか、
先祖供養…というだけでなく、

純粋に気持ちがいいからだ。


新馬場は、品川駅から各駅停車で二駅。

都心に近い割にはどこか長閑な、
古い宿場町の趣きを残す町だ。

また寺町でもあり、やたらと寺が多い。
うちの菩提寺もそのうちの一つとなる。

活気ある商店街。
その一角には易者さんが座っていたり、
町の名物おじさんなのだろうか、
なんと、寅さんの格好をした男性が歩いていたり…

義理人情の時代にタイムスリップしたような
そんな感覚を覚えてしまう。

また整然とした歴史ある菩提寺も心地がいい。
境内には季節の花が揺れる。
特に僕が好きなのは百日紅の花咲く頃だ。

その一画だけ建物が低いせいだろう、
寺では空が広く感じられるから面白い。

簡単に墓を清め、線香を灯し手を合わせる。
これも猥雑な毎日のうちに設らえられる、
ちょっとした瞑想になる。



近ごろ墓参りが気持ちいい。

東京に用がある時は
時間の許す限り、立ち寄りたいと思う。

供養もできて、寄り道できて、散歩もできる。
なんとも愉しい気分転換だ。



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