最後の一口…いや、半口くらい、
カップにコーヒーを残されていく方が多いのがいつも気になります。
不愉快というわけではありません。
何故なら、かくいう僕もやはり自宅でコーヒーを飲む時などは
不思議と一口ばかりよく残してしまうからです。
どういう神経の働きなのか…
我ながら不可思議ではあるのですが
やはりそうなってしまうのです。
ミュージシャン高田渡は『コーヒーブルース』の中で
“そう、最後の一滴が勝負さ”と唄います。
これはコーヒー屋の店員さんへ語りかけている歌なのかと
思っていたのですが、もしかしたら違うかもしれません。
何故ならば、ドリップする際の最後の一滴は雑味だらけで、
そこまで落とす店員さんはまずいないからです。
(ましてや舞台は老舗のイノダコーヒ三条支店ですし…)
だとしたら、この歌は、高田渡が
やはり最後に少しコーヒーを残してしまう自分自身をいぶかしんで
唄ったものかも…と推し量るのは、それはうがち過ぎというやつでしょうか。
関東人は一口残すと言いますが、それは関係ないでしょう。
また少し残すのが礼儀とされる儒教の影響もないように思えます。
ましてや飲み残しで吉兆を観ずるトルコのコーヒー占いでもありません。
はてさて、このカップの底のほんの少しの飲み残し。
謎は深まるばかり。
どなたかこの心理を解ける方、
いらっしゃいましたらどうか僕にお教えくださいね。
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