「愛」という言葉は本来、
欲や執着といった 悟りを阻害するものを指す、
ネガティブな意味合いの仏教用語だそうだ。
それが現在のような使われ方をしだしたのは、
英語「LOVE」の訳語として用いられるようになった近世になってから。
とかく我々の “LOVE”は歴史が浅く、
その背景はうしろ暗い。
日本人が直接的な愛情表現を苦手とするのもそのせいかもしれない。
かつて、夏目漱石は 「I LOVE YOU 」を
「月がキレイですね」と訳してみせたという。
それで十分 伝わるのですと。
写真は今夜のお月さま。
本邦36年ぶりの
スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン。
なんでも非常に珍しい…って、
そんなことはどうでもいい。
月がキレイでさえあるのなら。
月がキレイですね…
それで伝わる愛もある。
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