2017年10月26日木曜日

朝のスマッジング





毎朝、ホワイトセージを少し焚く。

セージの束に火をつけて、
たなびく香りで一日の始まりをことほぐのだ。

空気を浄め、
ついでに気持ちも切り替える。

スマッジングと云う浄化の作法。
これ、ネイティブアメリカンの智慧。

清くおごそかな心持ちで臨みたいもの。


とは言え、
 なかなかそうはなってくれない。

なぜなら、僕は火遊びが好きなのだ。

蝋でもマッチでも 焚き火でもいい。
結局、何かを燃やしていれば機嫌がよくて

放火魔はこうして生まれるのかと
我ながら危ぶみつつも、

朝のスマッジングは、
一日の始まりの 気つけを得るためにも半分なっている。

起きぬけのエスプレッソみたいなものだ。


シャーマンや
メディスンマンにはなれそうにない。

高尚にはなれず。

花火で友達を追い回していた
あの頃に、まだまだ心性は近いようだ。






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