店内。李氏朝鮮時代の磁器ランプにみどりをあしらって。 |
ランプが好きだ。
かそけき明かりが好きとも言えるし、
薄暗がりが好きとも言える。
また結局、火が好きなだけとも言えるだろうが、
火が灯っていないランプも、やっぱり好きだ。
キッチン。インドで買ったオイルランプ |
店頭。古い琺瑯傘のガラスランプ。 |
一概にランプといってもその形や大きさ、仕組み、燃料も様々である。
例えば、『アラビアンナイト』、アラジンの物語りに登場するあのランプ。
僕には水差しか、もしくはカレーポットにしか見えないのだけれども、
あれも先端に灯芯を挿して火を灯す、暦としたランプであるのだ。
こすると精霊が現われ、どのような願いも叶えてくれると云う。
そういう言い伝えがあるのか、作者による思い付きのアイデアなのか、
(この物語はアラビア語の原典がなく、どうやら西洋人による創作らしい)
それはさておき、やはり昔の誰かもランプにうっとり、
魔法と魅力を見ていたのは確かなようだ。
ましてや現代のような人工照明のない時代。
ランプの灯りが生み出す幻影は今とは比べ物にならなかったことだろう。
納屋。古いハリケーンランタン。 |
時どき、布でランプをこする。
なに、ただ埃を払っているだけだ。
けれども何かの間違いでランプの精が現われることもあるかもしれない。
念のため、願い事の幾つかは用意しておこう。
店内。確か根本きこちゃんから頂戴した(譲ってもらった?) どこか外国のランプ火屋。蝋燭のカバーに。 |
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